2017年10月25日

葬儀や通夜で焼香をする際の基本的なマナー

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焼香は通夜や葬儀で故人に対して供養を行う大切なものであり、マナーをきちんと守ることが重要です。立って行う立礼や座って行う座礼、香炉を回して行う方法もあります。多くの葬儀で行われているのは立礼ですが、畳の部屋で葬儀や通夜を行う場合は座礼となり、宗派や会場によって異なるので3種類の形式に合わせたマナーを覚えておくと安心です。

基本的には、席を立つ際には周りの人達に会釈をしてから移動し、僧侶や会葬者に一礼をしてから台まで歩くようにします。故人の遺影に一礼をし、数珠を左手で持ちながら、右の手で抹香をつまみます。つまみ方は親指・人差し指・中指の三本の指を使いひたいの辺りまで指をあげて香炉に落とすようにするのが一般的で、回数は宗派によって異なりますが平均して1回から3回行います。

立礼の場合は、この基本的な作法で行われる場合がほとんどです。座った状態で行う座礼の場合は、僧侶に一礼をしてから祭壇の遺影に一例をし、座布団に座るように気をつけます。数珠の持ち方や抹香をつまむ回数は、立礼と同じです。

お盆の上に香炉を乗せて、香炉を順番に回して行う回し焼香という方法もあり、法要などで行う事が多い方法です。お盆が回ってきた際には会釈をしてお盆を受け取り、自分の膝の上に乗せて行います。他の作法と同様に遺影に一礼をしてから焼香を行い、合唱をしてから次の人にお盆を渡します。

お盆の持ち方は、落とさないようにきちんと両手で持つ事がマナーです。