2016年11月22日
お葬式で必ず行うお焼香、何となく前の人に習って同じようにやっているという方は多いのではないでしょうか。冠婚葬祭は参加する機会も多くはないですし普段はそれでもいいかもしれません。しかし、いざ自分が一番手の場合は正しいやり方を知っておかなければ困ってしまいます。そうならないためにも意味やマナーをしっかりと覚えておきましょう。お焼香とは葬儀や法事でお香を焚いて拝むことを言います。
意味合いとしては芳香によって、邪気を取り除き清らかな心で手を合わせるという意味があります。お焼香台には右には抹香と呼ばれる香を粉末状にしたものがあり、左には灰を敷き詰めた香炉が用意されています。この抹香を右手の親指、人指し指、中指の三指でつまみ額の高さまでかかげます。この動作を押しいただくと言います。そして左の香炉にこすりながらパラパラと落とします。
押しいただく回数は宗派によって異なります。例えば日蓮宗は1回または3回、浄土宗は1〜3回ですし、天台宗のように特に回数を定めていない宗派もあります。故人と宗派が違う場合でも、自分の宗派のやり方で問題はありません。?宗派により回数などの作法は多少変わりますが、故人を偲び心から想うことが何よりも大切です。