2016年11月27日
お焼香とは、仏や死者に向けて香を焚いて拝むことです。細かくした香を香炉に落として焚きます。由来は、心と身体のけがれを取り除いて清浄な心でお参りするための作法です。お焼香の流れのマナーと気を付けることを考察していきます。まず、一般的には、左手に数珠を掛けて右手で行います。そして、右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香をつまみ、額の高さまで上げ指をこすりながら香炉に落とします。
これを1〜3回行います。回数は、地域や宗派によって異なります。故人と宗派が違う場合は自分の宗派に従って良いとされています。参列者が多い場合は、1回など会場スタッフより指示があるので気を付けましょう。回数はそれほど大事ではなく、故人を尊重し行うことが大切だと言います。また、立礼焼香、座礼焼香、回し焼香の3種類があります。式場の規模や様式によってやり方が異なります。
葬儀に出る機会が滅多にないからと、お焼香も前の人を習って行えば良いと考えている人も少なくないでしょう。しかし、日本人のマナーとして、いざというときに知っておいても悪くありません。