2016年11月30日

知っておきたいお焼香のマナーや作法

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葬儀の際に行われるお焼香ですが、どうすればいいか分からないという方は少なくありません。ここでは、いざという時に恥をかかないために、マナーや作法をご案内致します。まずお焼香とは、仏や死者に向けて香を焚いて拝むことを言います。お葬式や法要などでよく見かけるもので、細かくした香を香炉に落として焚きます。心と身体のけがれを取り除いて清浄な心でお参りするためのものあり、一般的に左手に数珠を掛けて右手で行います。

それでは実際の順序ですが、基本的には右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香をつまみ、額の高さまで上げ、指をこすりながら香炉に落とします。これを1〜3回行います。また、式場の規模や様式によってやり方が異なります。立礼焼香、座礼焼香、回し焼香の3つのパターンがあります。立礼焼香は椅子席の式場で多く利用されます。作法は、焼香台の手前で止まり、遺族と僧侶に一礼します。

そして身を正し、遺影に合掌、一礼します。その後焼香台に進み、お焼香します。最後に再び合掌し、最後にもう一度遺族に一礼して戻ります。座礼焼香は畳敷きの式場で多く用いられます。基本的な順序は立礼焼香と同じです。回し焼香は会場が狭い場合などで用いられる方法です。他の場合とは違い、自分で行くのではなく焼香炉が回ってきます。受け取った焼香炉を自分の前に置き、終われば隣の人に回します。椅子席の場合は自分の膝の上にのせましょう。以上が基本的なマナーと作法ですが、宗派によっても異なる場合があるので分かる場合には確認しておくと良いでしょう。